はじめに
子供の頃1度は触ったことのあるトランプ。
その中でも「ババ抜き」・「大富豪」・「七並べ」・「神経衰弱」はルールがシンプルで覚えやすく人気です。
実はこの4つのトランプゲームの中で1番簡単に勝率を上げ、沢山勝てるようになるのが今回解説する「七並べ」なのです。
七並べの戦略はシンプルなので覚えるだけなら10分程度でできます。
10分で簡単に勝てるならコスパがいいですね。
上記全てのトランプゲームで一番大きな影響を与える要素は間違いなく運です。 しかし、運が同程度の場合に勝敗を左右する要素は、 「ババ抜き」観察力5:駆け引き5 「大富豪」戦略7:駆け引き3 「神経衰弱」記憶力8:戦略2 「七並べ」戦略8:駆け引き2 のようになります。(個人の偏見ですが) この要素の中で最も身につけるのが大変なのは観察力や記憶力です。長い時間をかけて身につけなくてはいけません。 駆け引きは初歩だけは身につけやすく、ある程度までは覚えればできますが、やはり自分・相手の思考に関わる部分はすぐには身につきません。 そして簡単なのが戦略です。覚えて2.3回試してみればすぐに身につきます。
七並べの基本ルール
ほぼ全ての日本国民がご存知だと思いますが、トランプの数字は
A.2.3.4.5.6.7.8.9.10.J.Q.K
の順に並んでいます。筆者刀鷹は1をA、11をJ、12をQ、13をK、ジョーカー(ババ)を俺様と表記します。嘘です。ジョーカーはjoker表記にします。
しかし今回の「七並べ」では俺さm……jokerは使用しません。残念です。
準備
トランプを用意し、よく混ぜます。 48枚全てのトランプを参加者全員に1枚づつ順番に配ります。 全員同じ枚数の手札を持ってスタートします。(割り切れない場合、例えば5人の場合は9枚のプレイヤーと10枚のプレイヤーが居ます。) 手札にある「7」の札を全て場に出します。 その後、親(スタートプレイヤー)を決めます。 親の決め方はじゃんけんや指定の札をっている人など様々ありますが、「ダイヤ♢7」を出した人を親にする場合が多いです。
さあ、デュエルスタートだ!
手番のプレイヤーは以下の行動のうちどちらか1つを必ず選んで行います。
⑴手札から、7とつながる正しい位置に札を置く。 マークごとにA~Kが順番に並びます中心である7と数字がつながっている札だけ出せます。 初めは7に隣り合う6.8が出せます。ダイヤで♢8が出れば♢9、ハートで♡7〜♡2が出れば♡Aが出せます。 ハートの2が出され無いとハートのエース♡Aは出てこない、上がれないのです。 ⑵パスをする。 4回目のパスをすると脱落です。 脱落したプレイヤーは手札を全て場に出します。 この時、その札が入る筈だった場所に置くので連続していない数字が場に現れ、虫食い状態になります。 この虫食い状態が存在するので「7とつながる」と余計な文が必要になってしまっています。 これがなければ隣り合う数字と説明が簡単になるので、このルールに怒りたいところですが、このルールのおかげでゲームがスムーズに進む上に戦略の効果が上がるので怒れません。
ゲームの終了条件は、
①全員の手札がなくなる。(脱落・あがりになる)
②1人を残して全員脱落する。
です。
①の場合は早く上がった順に順位がついていき、その後は脱落が遅かった順に順位がついていきます。
②の場合は脱落しなかった人が1位、その後は①同様に脱落が遅かった順に順位がつきます。
なので1位を狙う場合は1番先に上がるか全員を脱落させる必要があります。
七並べの戦略2つ
1つ目の戦略はとにかくパスをしないで札を出すことです。
人数の関係で初期の手札の枚数が少ない時や「7」を出して減った時、手番が早い時にはこちらの戦略がいいでしょう。
王道的でみんなで楽しく遊べます。
戦略
自分の持っている札につながる札を優先的に出していきます。 ♤Kを持っていたら♤8〜♤Qを優先的に出す。 普段はこれを意識している方も多いのではないでしょうか。 この戦略の目的は確実に上がる事と早く上がる事です。 札の優先度は、その札の先に今後出さなくてはいけない札が何枚あるかです。
2つ目の戦略はとにかく相手に札を出させることです。
こちらの戦略はとにかく勝ちたい人向きになります。
人数の関係で初期の手札の枚数が多い時や「7」を出さないで済んだ時、手番が遅い時にはこちらの戦略がいいでしょう。
やりすぎると仲が悪くなってしますので友人とやる際はやりすぎない様に気をつけてください。
戦略
相手が出せる札が増えないことを優先して自分の札を出していきます。 出せる枚数は 0枚 自分が次の数字を持っている札、AやKなど端の札 1枚 自分が2つ先の札を持っている札、2やQなど端から2番目の札 2枚 自分が3つ先の札を持っている札、3やJなど端から3番目の札 ↓ 5枚 自分が先を持ってないマークの6・8 (終盤は虫食い状態になって4やJなどが端になる場合もあります。) 基本的に0.1枚の札はどんどん出していきましょう。 現在のプレイ人数の半分(切り捨て)の札までは出していい札ですが3枚以上の札はださに方が強いです。(3人なら1枚、6人以上なら3枚) また、同じ枚数の札の中では、その先で自分が0枚や1枚を多く手に入れられる札を出します。 条件に合う札がない時はパスを使用し、とにかく相手の選択肢を減らしていきます。 序盤は0枚、1枚の札以外はなるべく出さない様にしましょう。 この戦略の目的は相手全員を脱落させる事です。 札の優先度は、その札を出すことで相手が出せる様になる札の枚数が何枚あるかです。
「②自分以外を脱落させる」の方が強い戦略です。
基本は②の戦略で立ち回り、他の人より2枚以上手札が少ない場合や3以下&J以上をほとんど持っていない場合、連続する札が多い場合は①を狙ってみましょう。
①で立ち回るときも、②の相手が出せる枚数を意識していると、相手の選択肢を減らし、自分が出して欲しい札を出させることができます。
②の戦略でも、残り2.3人になると、相手を脱落させられない状況が発生する場合があります。
そんな時は急いで①の戦略に切り替えれば勝てる場合もあります。(ほぼ全ての札が出せる状態でのかのプレイヤーよりもtr札が少ない場合など)
オプショナル・ルール(追加ルール)と戦略
ローカルルールやカスタムルールを紹介していきます。
・虫食いの隣にも出せる(7とつながってなくても、場にある札と左右で隣り合う札を出せる)⇨「①早く上がる」が強くなります。
「脱落した人が場の正しい位置に置いた札」の先(手前を含む場合もある)に出せる様になります。このルールがあると札を止めにくくなります。
・joker有(大きく2パターン)⇨ジョーカーを持っていない場合は2枚連続で持っている札のところで妨害をします。妨害を妨害されないように、中盤まではジョーカーは使わないでおきます。「①早く上がる」が強くなります。
❶joker1枚を現在置ける場所に置ける
ジョーカーが置かれた場所に本来入る札を持っている人はその札を出しjokerを手札に加える。最後までjokerを持っている場合やジョーカーでのあがりの場合は最下位とする場合が多い。
❷1つ先の札とjokerを2枚まとめて出す
上の❶ルールでjokerを出すが、その次のカードもまとめて出さなくてはいけない。ジョーカーが置かれた場所に本来入る札を持っている人はその札を出しjokerを手札に加える。最後までjokerを持っている場合やジョーカーでのあがりの場合は最下位とする場合が多い。(jokerを自分の持っている札の位置に置き、札を2枚出す事を認めるルールと認めないルールがある)
上記❶・❷の亜種で、ジョーカーの置かれた場所のカードを出した際にjokerを受け取らない事ができる⇨序盤・中盤・あがりを狙う場合はjokerを引き取ります。
・トンネル(AとKが繋がるルール)⇨妨害が難しくなるのでマーク単位で広く妨害できるマークを止めに行く
亜種で、AやKに到達時は7からではなくA・K側からしか繋げられないとするルール⇨トンネルの戦略に加え、6・8が最弱になってしまう状況が生まれるため、端に近づいたマークの7近くの札は早めに出す。
あとがき
最後までご覧いただきありがとうございました。
七並べは基本を覚えるだけでかなり簡単に強くなれます。
妨害を徹底することで自分のペースを作り、常にリードして試合を支配していってください!
他にもアナログゲームで簡単に勝てる様になるコツを書いていますのでぜひご覧ください。
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