はじめに
お正月に学校で行われるかるた大会でなるべく簡単に活躍するための方法をお伝えします。
反射神経に自信がある方におすすめの内容になっています。
学生レベルの百人一首大会を想定しているため本気で競技かるたに取り組む方は以下の記事をご覧ください。
競技かるた戦略記事できたら貼ります。
(確認はしていますが全て手入力しているため、誤字がある可能性があります。手持ちの札と表記が違う場合はお持ちの札を信用してください。)
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百人一首(ちらしどり)のルール
ルールを把握している方は読み飛ばして大丈夫です。
短歌は上の句と下の句に分けられます。
百人一首にはちらしどり・原平合戦・競技かるたの大きく3種のルールが存在します。
今回はちらしどりを基本に解説していきます。
ゲームの流れ
準備
イラストが描かれた札を混ぜて読み手の手元に置きます。 下の句だけ書かれた取り札をバラバラに並べます。
デュエル開始!
読み手が上の句⇨下の句⇨下の句の順に読み札を読みます。 読まれた札を触ったプレイヤーがその札を獲得します。 読まれた札以外を触ったプレイヤーは「お手つき」として一回休みなどのペナルティを受けます。
全ての札が読まれたら試合終了です。
札を取った枚数が多い順に順位が決まっていきます。
ちらしどりで勝つためにすること
百人一首には決まり字というものが存在します。
この文字まで読まれたらこの札が取れると決まる時のことです。
上の句の最初の数文字で取れる札が確定するので他の人よりも早く札を探し始められます。
例
ちはやふる 神代もきかず たつたがわ
からくれないに みつくくるとは
の場合は「ちは」の段階で「から」くれないにの札が確定します。
「ちは・から」の4文字で札を1枚覚えることができました。
他にも
うかりける ひとをはつせの やまおろし
はけしかれとは いのらぬものを
を「うっか」り「ハゲ」のように覚える覚え方
もあります。
競争率は高いですが札を覚えるだけならこちらもおすすめです。
語呂合わせ記事できたら貼ります。
ちらしどりでは正解の札1枚だけを取る必要があります。
読み始めた時点で札を取っていいので、少しでも早く正解の札が判った方が有利です。
ですが、札が確定した瞬間に札を探すよりも早く札を取る方法があります。
それは先にふだを覚えておくことです。
10枚、20枚の位置を覚えるのは大変ですが、5枚くらいなら覚えられるはずです。
そして、札の位置を覚えるときには、下の句から上の句を連想させる必要があります。
上級者を目指すならこの覚え方が必須になりますがならてくると自然とできるようになってきます。
この覚え方を利用して、次に紹介する札の位置を把握したら完璧です。
まずは、む・す・め・ふ・さ・ほ・せの7枚を紹介します。
こちらの札は一字決まりと言って、他に1文字目が同じ札が無いので1文字読まれた時点で札が確定します。
上の句(聞こえる音)下の句(札の表示)
むらさめの きりたちのほる
すみのえの ゆめのかよひち
めぐりあいて くもかくれにし
ふくからに むへやまかせを
さびしさに いつこもおなし
ほととぎす たたありあけの
せをはやみ われてもすゑに
このオレンジと青の部分を覚えましょう。
初めは一字決まりを全て覚えたら7枚、競争率は高いですが反射神経が良ければなんとか取れますね。
一字決まりを覚えたら次の2枚札の前に覚えやすい語呂合わせを先に覚えてもいいでしょう。
次にう・つ・し・も・ゆの2枚ふだを紹介します。
うかりける はけしかれとは
うらみわび こひにくちなむ
つきみれば わかみひとつの
つくばねの こひそつもりて
しのぶれど ものやおもふと
しらつゆに つらぬきとめぬ
ももしきや なほあまりある
もろともに はなよりほかに
ゆうされば あしのまろやに
ゆらのとを ゆくへもしらぬ
です。
10枚るので若干大変ですね。2字決まり(2文字目で決まる札)しか無いので2文字目の段階で札が確定できます。
また、既に同じ音の札が出ていれば1文字目で取れるようになるのも特徴です。(学校のかるた大会では先生がひっかけで同じ札を読む場合があるので、ひっかけがあるルールの場合は注意してください)
例 「うかりける」が既に読まれていれば「う」が読まれた時点で「こひにくちなむ」が取れます。 つまり、2枚札は1枚読まれた時点で一字決まりに変わります。 同じ様に3枚札も2枚読まれた時点で一字決まりになります。
①まずは場にある一字決まりの札の位置を確認し、誰よりも早く取れる様になります。
②途中から繰り上げで一字決まりになった札の位置も把握して取れる札を増やす。
③慣れてきたら取れる札を増やしていく
で強くなれます。
百人一首のちらしどりで使える 追加ルール・ハンデルール・特殊ルール
自分達で工夫してプレイする時の参考にしていただければと思います。
刀鷹が経験したルール・刀鷹が考えたルールを記載しています。
学校や大会ごとに違うので、参加する場合はプレイする環境で聞いた方がいいです。
・札獲得後一回休み(ハンデルール)
文字通り札を取った人は次の1回(2回以上に調節可能)はお休みになります。 1〜2人が強過ぎる時に使用できます。 強過ぎる人が無双し過ぎるのを防止でき、弱い人も札を取れる確率が増えます。
・下の句を読み終わるまで札が獲得できない(ハンデルール)
下の句が読み終わったら札が取れます。 初心者の方は対象外にしてあげると優しいですね。 初心者がいるときの練習におすすめです。 序盤は強い人が有利ですが後半になる程差は埋まって行き・ハンデなしの人が超有利になります。 (最後の10枚くらいで撤廃してもいいでしょう)
・お手つきしたら札放出(パーティー)
1枚・半分・全部でリスクを調節できます。 札が放出されるほど取れない札が増えてお手つきの可能性が上がります。 札が少ないほど積極的に攻められる・札が多いほどお手つきができなくなるなど、逆転の面白さができ、パーティーゲーム感が増します。
・手が当たったら1回休み
取れなかった方が「手を叩いてごめんなさい」ということで1回休みになります。 「こちらこそごめんね」と両者休みでも可能です。
・手が当たったら恋が始まる(合コン)
勝手にやってればいいと思います。 というか、合コンで百人一首やる人なんているんですかね? やってたら雅ですね。
まだまだ有りますがキリがないので今はここまでで時々追加していきます。
おすすめ百人一首
刀鷹が初心者〜中級者の頃に札を覚えるのに使っていた百人一首の色分けかるたです。
1音目の文字ごとに分けられているので、紛らわしい札をまとめて覚えられます。
20枚ずつのため覚える1単位の目安にしやすいです。
初心者には大変オススメですが、札をほとんど覚えた中級者以上の方には余計な機能となってしまうため、練習用としては、こちらのように読手代わりに機械を使用することで1人でも練習できるものがオススメです。
上級を目指す方は、大会などでも使われている高品質な札が必須でしょう。
こちらは、取り札のみの為(読み札のみのもあります)読手音声を持っている方限定になります。
上で紹介しておいてですが、読手代わりになるアプリも色々あるので中級者の間は、札だけいいものを使用する方のもコスパは良さそうですね。
あとがき
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は競争率が高くても反射神経で取れる札をピックアップしています。
ここで紹介した札を覚えたら、語呂合わせで覚えやすい札をご覧いただければさらに強くなれるはずです。
この記事で強くなって、是非かるた大会で活躍してください!